責任

04.08

まず、訪問看護は生死に関わる責任ある仕事であり、一人で訪問するため責任の所在が明確です。

誰がどこに何時に何をしに行くのか、事業者のスタッフも皆知っていますし、

どのような介入を提供してきたのか、スタッフ間で共有もします。

ですから、責任が重いと感じることもあります。

以前、訪問看護を始めて間もない頃に、清潔のケアの提供と、

便秘を解消させるケアの提供とどちらを優先すべきか迷ったことがありました。
その方は、退院後の初回訪問で、私自身、退院後の初回訪問は初めての経験でした。

限られた時間で、退院後からの本人の状況を情報収集しました。
申し送りでも『便秘の解消』というキーワードは出てきました。

情報収集の後は、実際に頭のてっぺんから足の先まで見て触れて聞いて、バイタルを測ったり、

呼吸状態(在宅酸素療法中)、床擦れの観察をしたり、本人の食事の摂取状況や、

お腹の動き・音・触った感じの張りを確認しました。

便秘に関して、気にはなるけど、本人は『苦しくない』と言っている。

これらの情報を取るのに30分以上かかった記憶があります。

家族は介護の意欲が高かっただけに、前日から寝たきりになってしまった状況に家族はショックを受け、

憔悴しきっていました。

迷いに迷って、
“残りの30分の時間を使って、テレミンを入れて便秘の解消を優先したら、次の訪問に遅れてしまう。
2日後には違うスタッフがまた訪問するので、今日の状況を踏まえ、

申し送りをして便秘の解消に努めてもらおうということで、
その日は、床擦れのリスクがある部分へフィルム材の貼付、床擦れの予防と指導、

家族が少しでもご本人へ出来ることが増えたら…という思いで、陰洗の指導を優先することにしました。

本人と家族とその時は『ありがとう、気持ちよかった』と反応がありました。

しかし、その夕方か次の日に(訪問日ではない日に)、電話が来たと。
その内容は『○○苦しいと言っている、何とかして欲しい』と。。。

その後、スタッフとあの時の優先すべきことは何だったのか話す機会があり、
『便秘の解消を優先すべきケアだったのでは?』とアドバイスを頂きました。

あの時の私は、アセスメントをした結果、あの判断を優先しました。

一人で訪問をするとこのような状況にぶつかったときに、迷ってしまうことも多々あります。
時に、その優先したことが、違っていたのかもしれないと、こうしたら良かったのかもしれないと、

学びながらやっています。
最初は難しくて、分からないこともありますが、スタッフとの話し合いの中でたくさんのことが

学べるチャンスでもあります。

あまり深く考えずに、まずは一緒にやってみましょう!

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