苦手意識

04.08

訪問看護は、利用者様とその家族と関わる時間はとても濃厚です。

私たち看護師は、利用者様とその家族が普段生活している空間に踏み込んで看護を提供しています。

利用者様やご家族の中にも、例え看護師でも他人を家に入れたくない、生活のリズムが崩されそう、
○○はして欲しいけど○○はしたくない、などいろいろな思いを抱いている方もいらっしゃいます。

訪問看護を始めて、約1か月後には一人立ちをし、一人で訪問を始めました。

私は清潔ケアの提供でした。

退院後間もない利用者様とその家族は、いろいろ不安があった様子でした。


私の訪問中は、疑問があっても直接は相談はなく、

あっても、何とな~くぼそぼそっと呟くだけ…

私自身が心配になりどうされたか尋ねてみるも、
『○○が心配・不安。どうしたら良いのか』
というようなことを答えていただけず、もやもやしながら事務所に戻ったことを思い出します。

呟いていただけたことに関しては、
『身体の状態と関連づけして、○○○○○してはいけませんよ、○○すると○○になりますよ』などと
助言させていただきました。



毎週、何度かそのようなやりとりが続き、こちらの利用者様は○○(利用者ご希望のケア)は、
やってくださるけれど、○○は○○のために必要なのにやってくださらないなぁ、相談もしてくれないなぁ、
またご家族と関わるの何だか嫌だなぁ、と私自身の中で苦手意識が芽生えたのが分かりました。

。

何度か先輩につき利用者様とご家族との関わり方については近くで見学させていただきましたが、
全て学べるわけではありません。

身体の状態やその時々で、様々な問題や疑問が生じるものです。

ですが、このぎくしゃくした、お互いに心地よくない関係性が続くと、信頼関係を築けず、
お互いに良くないと感じるようになりました。

私の良くない点をあげ、スタッフにも積極的に相談させていただきました。

退院後、間もなかった利用者さまをまた病院へ戻すようなことがあってはならないと力が入りすぎていたこと、
ご家族にもびしっと指導しなくてはという責任や使命感で、○○してはいけないという否定のことばを使いすぎていた
傾向にありました。

また、なかなかそのご家族のキャラクターが掴めず苦労したのも確かでした。

短期間で、すぐには信頼関係を築けないわけですから、もっと肩の力を抜き、今後長~いお付き合いになること、
そして、まずは利用者様とそのご家族を知ることから始めようと努力しました。

身体の状態やケアも大切ですが、まずはお話して、色々なこと知ることから、と。

そう思考を転換するようにしてから、徐々にお互いにお話しの中で笑顔が増えていき、
相談されても否定的な言い回しが減ったように感じました。

これは、少しずつ信頼関係を築けてきているのでは?という手応えを感じ始めました。

私自身、そんなに苦手意識を持つタイプではないのですが、今回は苦労しました。


苦手意識は、生きていく中で誰でも経験することかもしれません。

その利用者様とそのご家族自身も、私たちスタッフを受け入れてくださるよう努力されていることを念頭に置きながら、
まずは主役である利用者様とそのご家族を知ることからゆっくり始めて、歩み寄ると良いのかもしれません。









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