訪問看護の知識がゼロの私ですが、利用者様のお宅へ伺うと日々新たな発見をして帰ってきます。 この間は、90代の老夫婦のご自宅へ伺うと、お庭に電動カートが停まっていました。 心の中で 『あ!!これ見たたことある!』 私は田舎育ちで、田んぼや畑など広がるのどかなところで育ちました。 その田んぼや畑に向かうおじいさんやおばあさんがその電動カートに乗っていたのを思い出したのです。 足腰もだんだん弱ってしまいながらも、その電動カートに乗ればアップダウンの多い道もすいすい楽チンですよね。 自転車とは違い、4輪で、低重心、本体そのものが重く安定感があります。 訪問先のもう100歳にもなるおじいさんがその電動カートを使い、大好きな畑仕事に毎日乗って出掛けているのです。 きっと、ずっと大学病院に勤めていたらお目にかかることもなかっただろうし、 私の祖父母に良いかも!!というヒントも抱かなかったかもしれません。 年齢を重ねるにつれ、体力が落ち、足が不自由になってきたり、外出が減り、引きこもりがちになってしまったり…と 老いていく姿は何となく想像がつきますが、老いに負けずアクティブに楽しんでいる姿は想像がつきにくいものです。 ましてや、100歳の姿なんて‼ こちらの電動カートをものすごくオススメしているような言い回しですが、決してそういうわけではございません。 ただ、こういったものを知っているということが大きいように感じたのです。 老いても、自由に、生き生きと、アクティブに、そしてエンジョイ出来るひとつの手段に、発見!があったというエピソードでした。
日々の発見
07.03
コメント
この記事へのトラックバックはありません。

この記事へのコメントはありません。